オフィサーとクルーはどう違う
夜が明けました。
出港の日です。
気の早い乗客は、出港の数時間も前から乗船しはじめます。
乗船すると乗客たちは上の階へ、上の階へと案内されて自室に入ります。
キャビンは全室が海側配置(海に面している)だから、たとえ船が動いていなくても、展望台のようなベイ・フロントの魔望だ楽しめます。
そしてこの最高級のスイート・キャビンのさらに上の階にも、部屋があります。
船長室や機関長室、一等航海士などの部屋です。
「ふじ丸」はメイン・エントランスがアッパー・デッキ(2階)にあり、3階がパブリックスペース、4階から上の3階分がキャビンになっています。
エンジン音や振動から、できるだけ客室を離す方法がとられているのです。
ところで、船の乗組貝は、別格である船長(キャプテン)を除いて、次の2つに大きく分けられます。
航海士、機関士、通信士、事務長、事務員、船医などをオフィサーとよび、それ以外をクルーというのです。
日本流にいうと職員と部員という表現になりますが、このよび方も船と人の長い歴史を表しています。